仕事の必需品。腕時計で救われたOLの体験談

数年前、私がしがないOLで営業職に就いてまもなかった頃、腕時計に救われた事があります。

社会人の癖にコミュニケーション能力が乏しく、何故自分が営業職になったのか分からなかった程ですが、男性の先輩と共にクライアントへ企画を提案する事になりました。

仕事中では先輩が中心となり、私は頷き係。先輩がクライアントの女性陣のモチベーションを上げるために色々と話題を振るも、中々盛り上がりませんでした。(先輩はとてもボキャブラリー豊富で、話題の引き出しも沢山ある方です。)

そんな中、先輩の会社用携帯に電話が。緊急なようで、ありえない事にしばらく退出してしまったのです。

私は呆然。クライアントの美しい女性陣の中に、冴えない私が取り残されました。

会話をしなければ、と一先ず企画で先方の質問に答えるも、先輩が早く戻って来ないかという気持ちが高鳴り、腕時計をチラチラ見てしまう始末。

そんな中、私の目の前に座っていた先方の女性がじーっと見て「その腕時計キレイなデザインですね」と。

そこから話が弾み、腕時計の話から半端無理やり提案した企画の話に切り替え、先輩が戻ってきた時には和やかなムードへとなっていました。

勿論、契約を勝ち取り、私の初手柄となった訳です。

後から聞いた話だと、「スーツやバッグがとても地味だったから素敵な腕時計が意外だった」と一言。

貯金を奮発して購入した幸運の腕時計、今では大切に保管しています。